「車を査定に出す前って、やっぱり洗車したほうがいいの？」と迷う方も多いかもしれません。
実は、査定前の洗車や清掃は、査定額そのものを直接上げるというより、減点を防ぎ、印象を良くするうえで非常に重要です。
JAAI（日本自動車査定協会）の査定基準では「洗車でプラス査定になる」とは明記されていません。
しかし、実際の現場では汚れたままの車よりも、きちんと手入れされた車のほうが「大切に乗られてきた」と判断されやすく、損を防げる可能性もあります。
車の売却価格の査定前に、洗車祭りしてきました！
この売る前のひと手間でどれだけ売値が変わるか分かりませんが、高い値段がつくといいな?— カズキ??SEO×AI (@Lily_10_million) September 5, 2022
この記事では、査定前にやっておきたい洗車や清掃の具体的なやり方をわかりやすく解説し、ムダなく納得のいく売却を目指すためのポイントを丁寧に紹介しています。
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洗車と車内清掃はプラス査定にはつながる
洗車をしたり、車内清掃をしたりしても車査定に与える直接的な影響はほとんどなく、きれいにしたからといって査定額が上がることはありません。
逆に言うと、通常の汚れであれば、そのまま洗車をせずに出しても減額とはならないのです。
というのも、評価は車自体の人気具合、年式や走行距離といった情報、内外装の状態やエンジンなどの調子で左右するからです。
いわば車自体の本質的なものをチェックするので、きれいかどうかは対象ではないのです。
GS編集部見た目のきれいさを基準にしてしまうと、査定士の主観が強く入ってしまいます。そうなると、人によって査定額がかわり公平な評価ができないので、本質的な項目だけで評価をするのです。
洗車だけでも査定時に好印象を与えられる
一方で、洗車済みの車はボディの状態が明確に確認でき、好印象を持たれやすくなります。
実際に筆者が乗っていた国産コンパクトカーを売却した際も、洗車だけは丁寧に済ませておいたところ、査定士の第一声が「きれいに使われてますね」でした。
この時点で明らかに査定の空気が良くなり、そのままスムーズに満足のいく金額が提示されました。
なお、JAAI（日本自動車査定協会）の査定基準では「外装の汚れが著しい場合は減点対象」とされており、きれいな外観であればそれだけで余計な減点を避けることができます。
つまり、加点されるというよりも「マイナスを防ぐための洗車」が査定額アップの実質的な近道になるということです。
車を売る前にやっておきたい洗車と車内清掃のコツ
車を少しでも高く売りたいなら、査定前に洗車と車内の清掃は欠かせません。ただし、「ピカピカに仕上げる」必要はなく、手軽にできる範囲で清潔感を整えるだけでも十分に効果があります。
これからご紹介する外装と内装それぞれの具体的な手入れ方法を参考にして、ムダな減点を防ぎつつ、少しでも高く売れる状態を目指していきましょう。
売る前にやっておきたい洗車と車内清掃のコツ
外装は簡単な洗車でOK（ワックスがけは不要）
車の外装をキレイに整えることは、査定額に直接プラスになるわけではないものの、減点を防いだり、好印象を与える点では非常に効果的です。
とくに目につきやすいフロント部分やボディ側面、窓ガラスの汚れは見落とされやすいので、丁寧に洗っておくと安心です。
とはいえ、手間のかかるワックスがけまでは不要です。洗車の目的は「新品のように見せること」ではなく、「しっかり手入れされている車」として評価される状態にすること。
高圧洗浄機やカーコーティングを使わなくても、水洗いと軽いふき取りだけで十分です。
GS編集部以前コンパクトカーを売却した際も、洗車場でバケツとスポンジを使って30分ほど手洗いしただけでしたが、査定担当者からは「状態が良く見えますね」と言われ、競合店より数万円高い査定が出たことがあります。
洗車時には、乾いたタオルで仕上げふきをすることで水垢を防げますし、車全体のツヤ感も増します。
洗車後に目立つ小さなキズやへこみに気づいた場合でも、修理する必要はありません。それらの扱いについては、のちほど詳しく触れますので、まずは「最低限の洗車」で印象を整えることを意識しておきましょう。
【外装編】洗車するときのポイント
1. 水洗いで砂やホコリを落とす
外装の洗車は、まず「水で砂やホコリを落とすこと」が基本です。乾いた状態でそのままこすってしまうと、ボディに細かい傷がつく原因になります。
とくにタイヤ周りや下回り、ドアの縁などは道路の汚れがたまりやすいため、念入りに水をかけて流しておくのが効果的です。
水洗いに使うのは、バケツにくんだ水でもホースでも問題ありません。高圧洗浄機がある場合は便利ですが、必須ではありません。
ポイントは「砂ぼこりをしっかり浮かせて流す」ことにあります。表面に付着した砂粒が残ったままスポンジで洗ってしまうと、車体の塗装を傷つけてしまうおそれがあります。
GS編集部筆者が以前、黒いセダンを売却前に洗車した際、見た目ではあまり汚れていないように見えたものの、ホースで軽く水をかけるだけでタイヤハウスまわりから黒ずんだ水が流れてきました。水洗いのひと手間だけで、全体の印象が大きく変わることを実感しました。
2. 洗車スポンジでやさしく汚れを落とす
洗車の際は、必ず専用のスポンジを使ってやさしくボディを洗いましょう。力を入れてゴシゴシこすると、細かな砂やホコリが塗装面に傷をつける原因になります。
特に中古車の査定では、目立つキズやくすみが減点対象になるため、やさしい手洗いが基本です。スポンジは柔らかい素材のものを選び、洗剤は車用の中性洗剤を使うのが安全です。
上から下へ向かって洗うのが鉄則で、タイヤやバンパー周辺など汚れやすい箇所は最後にまわします
内装は4つのステップで清潔感を整える
車の中もある程度清潔感が出るように清掃をしていきます。
単にきれいにするのではなく、査定の際にチェックされるポイントを押さえて作業することが大事です。
内装は4つのステップで清潔感を整える
1. 車内全体をしっかり掃除する
まず最初に取りかかりたいのが、車内全体の掃除です。ホコリやゴミが目立つ車内は、査定時に「手入れが行き届いていない」と受け取られ、印象が悪くなってしまいます。
掃除の基本は、フロアマットを外してしっかりと叩き、掃除機で座席や足元のすき間に溜まったゴミやホコリを吸い取ることです。
エアコンの吹き出し口やカーナビ周辺など、細かい部分もハンディモップや綿棒などを使って丁寧に取り除きましょう。見落としがちな場所こそ、査定士に見られやすいポイントです。
筆者も売却前には30分ほどかけて車内をすみずみまで掃除しましたが、それだけでも車の印象がぐっと良くなった実感がありました。細かな部分をおろそかにせず、全体の清潔感を整えるのが大切です。
GS編集部忘れがちなグローブボックスの中なども、私物を取ってからきれいにふいておくといいでしょう。
2. ニオイが気になる場合は消臭対策を
タバコや食べ物、ペットなどのニオイが残っていると「メンテナンスが雑かもしれない」と判断され、査定額が下がる可能性があります。
まずは窓を開けてしっかり換気し、シートやフロアマットに染み込んだニオイには消臭スプレーを使って対処します。
筆者も以前、車内で長く使っていた芳香剤のニオイが気になると感じ、売却前に中性タイプの消臭剤を使って無臭状態に整えました。
GS編集部香りでごまかすのではなく、ニオイを元から取り除くのが重要です。シンプルで清潔な状態に保てば、査定時に悪印象を与えることはありません。
3. チャイルドシートを外してシートのへこみを整える
チャイルドシートを長期間取り付けていた車は、シートにくっきりとしたへこみが残っていることがあります。査定士はシートの状態もチェックしており、深いへこみや変形があると「内装の劣化」と判断され、減点対象になることもあります。
査定前にはチャイルドシートを外し、へこみの状態を確認しておきましょう。
軽度なへこみであれば、タオルやクッションなどを挟んで形を戻す、スチームアイロンの蒸気で少しずつ繊維を立たせるなどの方法で目立ちにくくできます。
4. ペットを乗せていた場合は徹底清掃と消臭を
ペットを同乗させていた車は、どうしても独特のニオイや毛の付着が残りやすく、査定時のマイナス評価につながりやすい傾向があります。
とくに動物の毛はシートの繊維に入り込みやすく、通常の掃除機がけだけでは取りきれないこともあります。
査定前には、粘着ローラーやペット専用ブラシを使って丁寧に取り除き、消臭スプレーや空気清浄機などでニオイ対策もしておくのが安心です。
軽い傷や凹みは査定前に修理しなくても問題なし
車を売る前に気になるのが、ボディにあるちょっとした傷や小さな凹みです。見た目の印象が悪くなるのではと不安になるかもしれませんが、こうした軽微なダメージを無理に修理する必要はありません。
実際の査定では、走行距離や年式、事故歴などの全体的な状態が重視されるため、小さな傷は大きく減点されることは少ないのが現状です。
GS編集部筆者もこれまで複数台の車を売却してきましたが、傷の有無よりも「整備記録の有無」や「内外装の清潔感」の方が査定士の反応に影響していました。
修理費をかけてしまうと、かえって売却金額より出費が上回るケースもあるため、無理に補修せず、状態のまま車一括査定を使って複数店舗に見てもらうのが賢明です。
まずは査定を受けてから、必要な対応を判断する方が安心です。
車を売る前に必ず確認したい買取店の選び方
車を納得のいく価格で手放すためには、どの買取店を選ぶかが大きなポイントになります。同じ車でも店舗によって査定額に数万円、場合によっては十万円以上の差が出ることも珍しくありません。
1社だけで決めてしまうと、相場を知らないまま不利な条件で契約してしまう可能性があります。だからこそ、「査定額を比べる」ことが重要です。
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【2025年9月最新版】
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『MOTA車買取』は最大20社がネット上で査定し、その中から高額査定の上位3社(最大)のみと交渉する車一括査定です。
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3位：ズバット車買取
- 申込みと同時に買取相場がわかる
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ズバット車買取は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービス。大きな特徴は申込後スグに買取相場がわかることです。
比べられる業者も200社以上と多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっています。
また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できます。
GS編集部申し込み後、すぐにネット上で買取相場がわかるのは魅力的です。この買取相場を元に交渉することが可能なため、各買取店との交渉も有利に進めることができます。
あくまで予想になりますが、未来の相場推移も分かるので、より高く売れるタイミングを予測することもできます。
＼すぐに買取相場を知るなら／
まとめ｜洗車や清掃で損しない査定につなげる
車を売る前の洗車や車内清掃は、直接の加点にはならなくても、減点を防ぎ印象を良くするうえで欠かせません。
とくに中古車査定では「清潔感」や「大切に使われてきた印象」が想像以上に影響します。
以下は、査定前に最低限やっておきたいポイントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 外装の洗車 | 水で砂・ホコリを落とし、スポンジでやさしく洗う （ワックス不要） |
| 内装の清掃 | 掃除機でしっかり清掃し、ニオイ対策・ペット毛の除去なども丁寧に |
| 修理の判断 | 小さな傷や凹みは無理に直さず、減点対象にならないか見極める |
| 査定の準備 | 車検証・自賠責保険証など書類の確認も忘れずに |
さらに、査定額をしっかり比べたい方には「車一括査定」の利用が必須です。複数の買取店にまとめて査定依頼でき、最も高く買ってくれる業者を選べます。
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