車売却後のいらないパーツの処分はどうしたらいいのでしょうか。
GS編集部バッテリーやバンパー、不要となった車のパーツの処分方法はそれぞれ異なります。基本は燃えるゴミや粗大ごみでは処分できないものが多いです。
以下のパーツはすべて自治体で処分が難しいものです。
| 金属パーツ | フェンダー、マフラー サスペンション、ホール等 |
|---|---|
| 樹脂パーツ | バンパー、テール 内装パーツ等 |
| ゴム製品 | タイヤ |
| その他 | バッテリー等 |
自動車(バッテリー、マフラー等の部品も含む)や自動車タイヤなどは市町村の処理設備や技術では適切に処理することが困難な「適正処理困難物」と一般的に見なされています。(参照:環境省)
そのため、たとえばバンパーやフェンダーのような樹脂パーツはリサイクル業者、バッテリーは専門の回収業者やカー用品店に処分を依頼するのが一般的。
そのように不要となった車のパーツの処分は、自ら処分業者に依頼する必要があります。
ここでは、自治体では出せない車パーツの処分費用、よくあるパーツごとの処分方法や注意点などを解説します。



処分が手間に感じる方のために、車ごと売却するという選択肢についても触れています。
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車のパーツを処分するときの費用と相場


車のパーツを処分しようとしたとき、「家庭ごみのように気軽に出せないのはなぜ?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
実際、パーツの素材やサイズによって処分方法が異なり、自治体では回収できないケースもあります。



車のパーツを処分するには、ある程度の知識が必要となってきます。
パーツによっては処分費用も変わるので、ここでは金属パーツを例に挙げて紹介します。とくに金属製のパーツは、処分だけでなく買取対象になることもあります。
| パーツ | 処分相場(買取相場) |
|---|---|
| サスペンション マフラー | 10円程度/kg |
| アルミホイール | 500~700円程度/本 |
| スチールホイール | 400~600円程度/本 |
| 座席シート | 3,000~6,000円程度/個 |
これらはあくまで目安ですが、状態やメーカーによっては処分費用どころか、むしろお金を受け取れる可能性もあります。
こうした相場を知っておくことで、「処分するしかない」と思っていたパーツが、思わぬ形で価値を生むこともあります。まずは一度、身近な業者に問い合わせてみるとよいでしょう。
バンパーやバッテリーの正しい処分方法


バンパーやバッテリーなどのパーツは自治体で処分できないケースが多く、誤った方法で廃棄すると環境や安全面で問題が生じることもあります。
車のパーツは適切な方法で処分しなければなりません。ここでは、処分方法について解説します。
バンパーなどの樹脂パーツはリサイクル処分業者に
バンパーは主に樹脂製で、大きさや素材の関係から家庭ごみとして扱うことはできません。
処分する際は、カー用品店や整備工場で交換と同時に引き取ってもらうか、リサイクル処分業者に依頼するのが一般的です。近年では樹脂パーツのリサイクル技術も進んでおり、適切なルートでの処分が求められています。
樹脂パーツは他にもボディ、内装、テール、エアロなど多くの部位で使用されているので、全てにおいてリサイクル処分業者への依頼で問題ありません。
バッテリーは不用品回収業者に頼むのが一般的
バッテリーは、有害物質を含む危険物です。個人で処理することは極めて危険であり、絶対に分解などは行わないよう注意が必要です。
通常は、不用品回収業者や自動車整備工場に引き取りを依頼するのが安心です。また、バッテリーを新しいものに交換する際、店舗で古いものをそのまま回収してくれる場合もあります。
バッテリーは絶対に個人で分解はしないでください。もし有害物質が目に入れば失明のリスクがあるので非常に危険です。
交換時にそのまま引き取ってもらう方法が手軽でおすすめ
バンパーに限らずバッテリーなどはショップ店などで新しいものに交換することもあるはずです。その時には古いバンパー、バッテリーはそのまま引き取ってもらうことが可能です。
一般的にはこのパターンでパーツの処分が必要なくなります。



わざわざ処分の方法も考えなくてよいので、この方法が一番スマートな方法です。
自動車部品を処分する際の注意点


車のパーツを処分するときは、法律や安全面での注意点をきちんと押さえておく必要があります。とくに、自宅で無理に分解したり、自治体のルールに反して廃棄したりすると、思わぬトラブルにつながることがあります。
まず重要なのは、処分しようとしているパーツが「一般廃棄物」として捨てられるかどうかの確認です。
バンパーやバッテリー、マフラーなどはサイズや素材、性質の関係で家庭ごみとしては出せないケースが多く、自治体によっては専門業者への依頼が義務付けられている場合もあります。
| 金属パーツ | 金属パーツ業者 金属屋 |
|---|---|
| ゴム製品(タイヤ) | 廃タイヤ処分業者 |
| 樹脂パーツ(バンパー) | リサイクル処分業者 |
金属パーツの処分方法は家庭ごみとして処分できません。
しかし、金属パーツを民間の処分工場に持ち込めば買い取ってくれることもあります。



まずは近隣の金属パーツ業者に確認するのがおすすめです。
続いてタイヤの処分方法としてはタイヤの状態によって処分になるか、買取になるか決まってきます。
- タイヤの溝がないもの
- 古いもの
- ヒビが入っている
このように劣化が激しいものは処分となるので、処分費用を支払うことになります。



逆にタイヤの溝があってまだ使用できるものは買い取ってくれることがあるので、買取業者に確認することをおすすめします。
最後に樹脂パーツですが、カー用品店やショップなどに引き取りが可能となる場合があります。
ただ、基本的に交換して破損している場合が多いため、中古として売るのは難しくなります。
そもそも金属パーツや樹脂パーツ、タイヤとか大きくて買取業者まで持ち運ぶのが困難です。その場合は不用品回収業者に取りに来てもらうのも一つの手です。
また、個人間で売買や譲渡をする際にも注意が必要です。
事故歴や整備歴がわからないパーツを不用意に扱うと、後々トラブルになるおそれがあります。とくにバッテリーのような危険物は、安全管理が求められるため、個人での持ち運びや発送は避けるのが無難です。
処分する際は、パーツの種類ごとに正しい手順を確認し、信頼できる業者に依頼することが安心につながります。
パーツ処分が面倒なら車まるごと買い取ってもらう方法もある


車のパーツを個別に処分しようとすると、種類ごとに処分先を調べたり、持ち込んだりする手間がかかります。
とくに、金属・樹脂・ゴムなど素材が異なるパーツが混在していると、それぞれ処分方法が異なるため、手続きが煩雑になりがちです。



もし「処分が面倒」「一度に片付けたい」と感じる場合は、いっそ車ごと買い取ってもらう方法が非常に合理的です。
パーツ単位で費用をかけて処分するより、車としての価値が残っているうちに売却すれば、むしろお金を受け取れる可能性もあります。
実際、エンジンや足回りに問題がなく、走行できる状態であれば、年式が古くても一定の買取額がつくケースも少なくありません。
たとえパーツ交換や修理が必要な状態でも、業者がまとめて引き取ってくれるため、自分で廃棄の手配をする必要はありません。
パーツを処分する前に売却するなら車一括査定サイト
まだ走行可能な車や、主要部品に不具合がない車であれば、パーツを個別に処分するより、車ごと売却したほうが金銭的にも手間の面でも得になることが多くあります。
とくに、車検切れ間近や修理前の車でも、業者によっては想像以上の価格で買い取ってくれるケースもあるからです。



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サイトによっては廃車に近い状態の車でも対応してくれる業者が参加しているため、パーツ処分の代わりとしても活用可能です。
時間や手間をかけずに車を手放したい方にはぴったりの手段といえます。



パーツ処分を検討している段階でも、車一括査定で査定額を把握しておくことで、より納得のいく選択ができるようになります。
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まとめ|車のパーツ処分はやり方が分かれば簡単
車のパーツを処分するには、パーツの種類に応じた適切な対応が必要です。
とくにバンパーやバッテリーなどは、処分方法を間違えると費用がかかったり、自治体で受け付けてもらえなかったりすることがあります。ここで改めて、記事全体のポイントを整理しておきます。
自動車部品の処分方法は次のとおりです。
| パーツ名 | 主な処分先 | 注意点 |
|---|---|---|
| バンパー | リサイクル業者・車の整備工場 | 樹脂パーツは自治体不可 |
| バッテリー | 回収業者・カー用品店 | 有害物質含むため一般ゴミ不可 |
| フェンダー | 板金業者・解体業者 | 金属パーツはスクラップ処理が主 |
| トランク・ドア | 修理工場・中古部品専門業者 | 引き取り交渉が必要な場合あり |
| エアロパーツ | 中古パーツショップ・フリマアプリ | 状態によっては売却も可能 |
費用を支払って処分するしかないとと思っていたパーツが、思わぬ形で価値を生んで買取金を受け取れる可能性もあります。
パーツ処分の手順は以下のとおりです。
- 処分するパーツを確認(材質・状態をチェック)
- 処分ルートを選ぶ(売る・捨てる・引き取ってもらう)
- 費用・引取可否を問い合わせる
- 書類や保管履歴がある場合は準備しておく
- 回収・持ち込み・出張など最適な方法で処分



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